真珠養殖の原理

貝という動物は自分で貝殻を作る機能をもっています。成長に合わせて自ら貝殻成分を分泌し、貝殻をどんどん大きくしていきます。その貝殻成分は貝の体の一部である外套膜という部分で作られます。外套膜には貝殻の外側の貝殻黒い成分を分泌する部分との内側のキラキラした成分を分泌する部分があります。

このキラキラした成分が真珠成分であり、これを使用し真珠を作り上げるのです。
養殖真珠形成の原理は、その外套膜の真珠成分を分泌する部分を切り取って2mm四方の大きさにカットし、その一片(ピース)を「核」といわれる貝殻を削って球形にしたものと一緒に貝の中(生殖腺の中)に入れます。

この時、核とピースの真珠成分分泌面が密着するようにして入れます。しばらくするとピースは成長を始めて大きくなり、真珠袋と呼ばれる膜を形成します。この真珠袋が核を包み、体内からもらった養分で生き続け、核の周りに何層にも真珠成分を分泌し、真珠層を積み重ねて真珠ができあがります。

そのピースと核を入れる作業の事を「挿核手術」と呼んでいます。この手術が腕次第で、真珠の出来が大きく変わります。挿核は大きな核を1つ入れたり、時には小さい核を5個入れたりする方法までいろいろな方法があります。

現在は核がなくても真珠を作り上げることができますが、一般的には球形の核を入れます。また、マベ真珠は貝内側の壁に半円状の核を張りつけて半形の真珠を作り出します。核を入れる目的は、真珠の形や大きさをコントロールするためといえます。

真珠の原理